2012/10/28

blackout


Blackout=停電。殆どの方は、一度や二度経験されているのではないでしょうか?数秒・数分・数時間なら未だしも、数日間続くと心身ともにダメージを受けますよね~。便利さに慣れてしまうと、普段どれだけ贅沢をしているのかを思い知らされます。FrankenstormやらMonster Stormやらと騒がれているHurricane Sandy。明日の今頃は、どうなっているのでしょう?Sandyさんからの被害が最小限に留まることを願うばかりです☆

今回は、↑のBlackoutという絵本をご紹介したいと思います。実際に、Blackoutを設定にした心温まるストーリー。停電前は、家族全員別々に時間を過ごすことに慣れてしまったNYブルックリンに住むファミリー。停電が起きた瞬間から復旧するまでの間、どんな風に時間を過ごすのでしょう。いつもは忙しいお父さんもお母さんも子供達と一緒にボードゲームをしたり、会話を楽しんだり。停電で不便なことの方が多いはずなのに、何故だか愉快な気分になれる。停電になったおかげで、離れていた心の距離が縮まる。デジタル文化に生きる人々が忘れかけている有意義な時間の過ごし方、空気のような存在になりがちな家族の温かさ、普段は挨拶程度の周りの人々の優しさを、停電というハプニングが気付かせてくれます。大切な何かを再発見できるチャンスかも!?そう思うことができれば、Blackoutの見方や過ごし方も良い方向へ変わって行くかもしれません^^楽観視し過ぎ?!


物語の一場面。実在するブルックリンのストリート風景。

作者ジョン・ロッコ氏による解説。
デジタル社会である今だからこそ、時には立ち止まり、ありのままで居る事も大切なのでは?

2012/10/20

big pumpkin (halloween part 2)

ロシア民話の『おおきなかぶ』のHalloween版をご紹介したいと思います。『おおきなかぶ』の英訳タイトルには、いくつかバリエーションがあるのですが、"The Great Big Enormous Turnip"がオリジナルらしいです。Enormousは巨大という意味があるBigよりBigな同意語です!

さて、Halloween版の『おおきなかぶ』ですが、登場人物はHalloweenならではのお馴染みキャラ達。魔女のお婆さんが大きなかぼちゃの種を蒔く場面から始まります。大きく育ったかぼちゃは、Witch(魔女)ひとりの力だけではなかなか抜けません。『おおきなかぶ』と違うのは、登場人物のおばけ(Ghost)・ドラキュラ(Vampire)・ミイラ(Mummy)の順に、初めは一人ずつ、かぼちゃ相手にチャレンジするところです。ですが、ひとりの力だけでは歯が立たない!そこで、体が小さく、力も弱そうなこうもり(Bat)がやって来ます。戦力にならなそうなこうもりを見て、モンスターたちは嘲笑います。そこで、こうもりは、自分よりも体が大きくて力持ちのモンスターたちに向かってこう言ったのです:"I  may not be big and I may not be strong, but I have an idea."(ぼくは大きくもなければ強くもないかもしれないけれど、アイディアはあるよ。)小さなお子さん達に限らず、頑張っている人達への力強いメッセージが込められているのも頷けます^^

小さいけれど賢いこうもりのアイディアと言うのが、あの『おおきなかぶ』の名場面。魔女のお婆さんが大きなかぼちゃを引っ張って、おばけが魔女のお婆さんを引っ張って、ドラキュラがおばけを引っ張って、ミイラがドラキュラを引っ張って、こうもりがミイラを引っ張って・・・。とうとう大きなかぼちゃは抜けました!大きなかぼちゃは、魔女のお婆さんの家の前まで転がって行きました。魔女のお婆さんが大きなPumpkin Pieを作って、かぼちゃを抜くのを手伝ってくれた仲間達と一緒に焼き立てのパイを美味しく食べましたとさ!最後は、魔女のお婆さんが新しいかぼちゃの種を蒔くところで終わります。来年のHalloweenが楽しみ~、めでたしめでたし、です♪

『おおきなかぶ』英語版

『おおきなかぼちゃ』
ハローウィーンストーリー。

2012/10/19

big bird (halloween part 1)

こちらの10月の最大イベントと言えば、Halloween!子供から大人まで、テーマ別にカワイイ系やコワイ系、時代物や話題のキャラのコスチュームに身を包み、学校では仮装パレードやパーティ、大人は恒例のTrick-or-treatingのエスコートや大人レベルの仮装パーティなど、様々な楽しみ方がありますよね。ちなみに、うちの長男、今年は初めてコワイ系にチャレンジ!どうやら、スーパーヒーロー系は卒業したようです。

話題のキャラと言えば、去年はLady Gagaが売れ筋トップランキング入りしていましたが、今年は、あのBig Birdが注目を浴びています。何故Sesame Streetの看板キャラであるBig Birdが話題になっているかと言いますと、大統領選挙に関係があります。大統領候補のロムニー氏が、公共放送局の予算カットを大々的にキャンペーンしていることが事の発端であります。公共放送の代表的存在である冠番組がSesame Streetとうことから、その広告塔であるBig Birdが標的になっているという図式です。話題の波に乗るビジネスチャンスでもあり、反対派も賛成派もBig Birdのコスチュームを着ることで大統領選挙に向けて各々のスタンスをアピールする機会でもある。中には既に完売しているお店もあるそう!

正に、Killing two birds with one stone(一石二鳥)ですかね?!あ、No pun intendedです。笑


女性向けBig Birdコスチューム。

男性向けBig Birdコスチューム。
脚光を浴びているBig Bird。
Sesame Street側は、政治に巻き込まないで欲しい
と主張しているそう。





2012/10/07

fit for a queen

久し振りにGarden State Plazaモールに行って来ました。たまには一人でのんびりMall Walkingもいいですね。子供達の迎えの時間までブラブラしていましたが、手にとって見ては戻しての繰り返しで、結局なにも買わずに終わりました。でも、ノリのいいBGMを聞きながら、いい気分転換になりました♪ たまには、いつもの行動範囲外に出て見ることも必要ですね。

今回のブログタイトルにQueenを入れてみましたが、元々はFit for a kingというイディオムから来ています。例えば、王様に相応しい高価なもの(高額な宝石)や上級なおもてなし(五つ星レストランでのお食事)など、王様・女王様に見合うものを形容するフレーズとして使われます。政界では、こんなエピソードもありました。London Olympicsでのこと。ファッションリーダー的存在でもあるアメリカ大統領夫人First LadyのMichelle Obamaさんが、英国のElizabeth女王と会合する際に着ていたドレスがちょっとカジュアルじゃないか?と批判されたことがありました。ですが、次の会合では、見事マスコミを大人しくさせることに成功。米国の某新聞の見出しには、"Michelle Obama's Designer Jacket: Fit for a Queen?" とありました。ハテナマークは、$6800の高級ブランドに身を包むFirst Ladyを皮肉っているのでしょう。批判的な内容の記事ではなかったのですが、金額については、『ホワイトハウスはコメントを控えている』と締め括っていました。素直に美しいものは美しい、では済まされないのが政治ですね~。

こちらがFit for a Queen?のジャケット。 

さて、現実に戻って、今回の数ヶ月振りのモール旅(?!)で出会ったQueenに関するエピソードをシェアしたいと思います♪

最近はどこのモールに行ってもモデルスカウトをしている人達を見掛けます。丁度その場を通りかかったとき、すぐ横で"You look like a queen!"(まるで女王様のよう!)と聞こえ、声の方を振り返ると、アジア系の母娘らしきペアが仲良さそうに腕組していました。娘さんは、お母さんの頭一個分の長身で、確かにQueenという言葉が相応しい美しい方。娘さんは恥かしそうに手を横に振り断り、その場を去って行きました。すぐそこにいた私には・・・もちろん見向きもしませんでした!

喉が渇いていたので、これまた超久々にJamba Juiceを飲みました。栄養不足な割りにはしっかりメタボな私ですが、季節の変わり目なので免疫力をつけなければと思い、ビタミンCとAnti-oxidantがたっぷり入ったジュースをオーダーすることに。一見、どこにでもいそうな大柄な女性の店員さんだと思いきや、話してみてわかったのが、彼女は実は「彼」だったということ。声が男性にしか出せないディープな声で、彼女のネームタグには"Eve the Queen"と書いてありました。最初は、ニックネームなのかな?と思いましたが、他の店員さんの名札をちらっと見ると、皆さんフツウのお名前。つい最近、テレビで性転換をした人の体験談を拝見したばかりだったので、ジュースが出来るのを待ちながら思い出していました。Queen的な存在感のあるQueen-sizeのEveさんは、とても新鮮でQueenのように輝いていました。

Sephoraに入った時のこと。物色中に、"Are you finding everything OK?"と、お決まりの声掛けをしてくれたのが若い男性の店員さん。Abercrombieのポスターに出ていてもいいくらいのハンサムな方で、一瞬ドキッとしてしまいました~。"I'm OK for now. Thank you."と、緊張のあまりにこれまたお決まりの返事をし、店員さんはニコリと笑って去って行きました。その数十分後、まだブラブラしていた私に"Are you still OK finding things?" と無邪気な笑顔で再度声を掛けてくれたときには、I felt like a queen(女王様になったような気分)でしたよ♪ こんなおばさんに二回も聞いてくれてありがとう!(でも何も買わなくてごめんね。)

駐車場に向かう途中、またモデルスカウトをしている場所を通りました。もちろん、全く声は掛かりませんでした~。わたしも同じアジア人女性なんだけど~笑 

I don't look like a queenでもI can feel and think like a queen(女王様のように考え・感じることはできる)!一瞬でもそんな風に思わせてくれたモール旅での出逢いに感謝です♪

Future Queenのケイト公爵夫人。