2012/06/13

the places you'll go

何かと忙しい年度末ですね。お引越しする人、お見送りする人、一時帰国準備中の人、長い夏休みをどう乗り切るかお悩み中の人。人生色々ですが、どうせなら人生バラ色に染めたいものです!さて、夏休みと言えばVacation、ご家族やお友達と旅行の計画を立てている人もいることでしょう。今年はどんなAdventureが待ち受けているのでしょう?

夏休み前の6月は、Graduation(卒業)シーズンでもあります。ちなみに、大学生以上は5月、以下は6月にあります。Graduationは、人生の大きなMilestone(節目)でもありますね。Congratulations to all graduates(ご卒業される皆さま、おめでとうございます)!

前回の記事に続いて、今回も本の紹介をしたいと思います。Graduationの定番本で、人生哲学書としても有名です。作者が児童向け作家としての知名度が高いせいか、児童向けの本と思われがちですが、年代を超える十人十色の読者に愛され続けています。Graduation giftとしてもポピュラーです。一作目は、Phonicsの代表的教材としても有名なDr.Seuss作の"Oh, the Places You'll Go!" こちらは、Dr.Seussが亡くなられる1年前に発行された本で、何度読んでも感慨深いものがあります。タイトルには、この先進む道・歩むであろう人生の旅という意味があります。二作目は、Curious Georgeシリーズの"Curious You On Your Way"。読み易く、子供に読み聞かせをしながら自分にも言い聞かせてしまう奥深い内容です。 

そして、本ではありませんが、もう一つおすすめなのが、iPhoneや iPadなどデジタル文化を大きく変革したApple商品の生みの親・故Steve Jobs氏が2005年Stanford大学卒業式で卒業生へ贈った言葉。このとき、既に不治の病の告知を受け治療中だったJobsさん。彼のスピーチも世代を超えて語り継がれるであろう名作です。↓は、その一部です。Jobsさんらしさが凝縮されいてるWords of Wisdomだと思いませんか?

"...you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life." 【意訳】前を向いて点と点を繋ぎ合わせることはできない。後ろ向きで、点と点を繫ぎ合わせることしかできないのだ。だからこそ、どうにかして点と点が自分の未来へつながるだろうと信じなくてはならない。何かを信じなくてはならない-自分の直感、運命、人生、カルマ、なんでもいいからとにかく信じなくてはならない。この方法が自分を失望させたことは一度もなく、むしろ、私の人生全てを変えたのだ。

スピーチ全文にご興味ある方は、こちらをご覧下さい!





この夏、the places you'll goで、どんな発見・気付きがあるのでしょう?Whatever you do, wherever you go, stay cool and be happy!  Let's live in the moment & laugh like there is no tomorrow! 今しかない素敵な夏をお過ごし下さい♪

2012/06/07

words of wisdom

いやぁ、今年のSchool Yearもあっという間でした~!夏休みまで、Countdown!長~いSummer break、皆さんはどんな企画をされているのでしょうか?私は、3年ぶりの日本です!只今、お土産ショッピング中!あの人にもこの人にも・・・と、リストはどんどん長くなり・・・。久し振りなので、ついつい多めに用意してしまいます。

こちらの夏休みはとにかく長いので、いかに予算内でストレスレベルを抑えつつ乗り切るか、サバイバルゲームですね。そして、欠かせないのがSummer Reading!中高生のお子さんは(特にHonorsやAPレベル)夏休みのプロジェクトとして必須な学校もありますね。夏休み明けの新学期早々、読書感想文のようなレポートを書く課題も出たりします。小学生レベルですと、宿題というよりStrongly Recommended(強く勧める)な課題ですね。1年間頑張って吸収してきたものが夏の汗となって蒸発してしまわないように、どこの学校でもReadingはマスト。学校側が、個人のReading Level(読解力レベル別)に合ったSummer Reading List(課題図書リスト)を提案してくれるところもありますし、最寄の公立図書館でもSummer Readingクラブのようなプログラムを開催するところもあります。中には、Reading Contract(契約)と言って、児童たちが夏休みに読む本を何冊か選び、必ず読破します!と契約書にサインをさせる学校もあります。強制ではないですが、やはり、Highly Recommendedです。Readingしながら、新しい単語をメモし、フラッシュカードを作ったり、ノートに書き込んだり、自分の言葉で要約してみたりするのもいいと思います。

ご興味ある方は、Summer Reading Listをご参照下さい(こちらは、NJパラマス公立学校のLanguage Artsの先生達のお勧めブックです。レベル別になっているので、お子さんのLanguage ArtsまたはESL/ELLの先生にお子さんのレベルを確認することをお勧めします。)ハイスクールまたは以上のレベルの方は、こちらもご参照ください。

ブログタイトルのWords of Wisdomですが、Wisdomは賢明・博識など、経験から培う知識を意味します。Wordsはそのまま言葉です。Readingなどを通じて更なる知識を得ることで、Wisdomを養うことができる。その時、たまたま手に取った本、たまたま開いてみたページ、たまたま目を通した文章に、ハッとすることはありませんか?もしかしたら、自分にとって何らかの意味を持つメッセージなのかも?なんて思ったり。それこそが、Words of Wisdomの囁きなのかもしれません。Am I reading into it too much?! (深読みし過ぎですかね?) 

ちなみに、親知らずの歯をWisdom tooth/teethと言います。親知らずと呼ばれるようになったのは、日本人の平均寿命が短かった時代、一番奥の歯が生えてくるころには親が亡くなっていたからだとか?Wisdom teethは、大人の知恵がつく頃に生えてくることから、そう名付けられたそうです。一見同じことのようですが、何を重要視するのか、考え方が違うのも面白いですね。環境の中の一部(親と自分の相互関係)という見方と環境の中の中心的存在(自己成長)と考える見方。どちらもありですし、何事もバランスが大事ですね!