2013/11/16

thanksgivukkah

毎年11月第4木曜日はThanksgiving(感謝祭)。1620年、信仰の自由を求めて故郷英国からメイフラワー号で渡航してきた102人のPilgrims(清教徒)。初めて過ごす新境地(マサチューセッツ州)での真冬の寒さと飢えに耐え切れず半数以上の人々が命を落としました。そこで、手を差し伸べてくれたのがWampanoagと言う先住民部族の善人たち。家のつくり方、畑の耕し方や野菜の育て方、海の幸や陸の動物の狩りの仕方など、サバイバルスキルを伝授してもらったおかげで、翌年の秋には冬を乗り越えるには十分な衣食住を備えることができ、清教徒と先住民族が同じ食卓を囲み共に食事したのが最初のThanksgivingでした。食べ物が十分にあったので、3日間飲み食いしてのんびり過ごすことが出来たそうです。Thanksgiving(Giving=与える、Thanks=有り難い)という言葉は今も受け継がれています。学校では、Thanksgivingにちなんで「感謝」がテーマの授業を取り入れる先生も多いです。What are you thankful for? いつの時代もどこにいても、感謝の気持ちは大事ですよネ。

さておき、ブログタイトルについて。

今年は、ユダヤ教の一大イベントHanukkah(今年は11月27日の日没後から8日間)がThanksgivingと重なることから、二つの特大イベントを融合してThanksgivukkahと非公式に名称されています。この二つの特大イベントが最後に重なったのは1888年。そして、今年2013年。次回は、77798年後だとか!なので、多くのアメリカ人ユダヤ教徒の人達にとって、今年11月は特にスペシャルなのだそうです。先日、スーパーでThanksgivingとHanukkahを融合させたデザインのエコバッグを見掛けました。

Be Happy and Be Thankful!
Happy Thanksgiving!

Thanksgivingにアメフト観戦するのも恒例行事の一つ。
Pilgrimsがフラットスクリーンでアメフトに夢中なのが笑えます。
 

【補足】
Hanukkahはユダヤ暦によって変動する流動的な行事なので、11月末~12月中旬の間の8日間に渡ってお祝いされる祭日。Hanukkahはヘブライ語で、英訳するとFestival of Lights(光の祭)またFeast of Dedication(奉献の祭)の意味があるそうです。ユダヤ教の神聖な行事の一つであり、エルサレム神殿を奪回した記念日。紀元前2世紀、エルサレムで宗教的迫害を受けていたユダヤ教徒たちが逃亡生活を強いられながらもユダヤ教の教えを忠実に守り、戦時中(マカバイと言うユダヤ教指導者を筆頭に勃発した対ギリシャ軍反乱及び戦争)エルサレム神殿に祭られていたMenorah(9本のロウソク立て)の灯火が奇跡的に8日間も燃え続けたことから、Miracle of Oil(奇跡の灯油)と崇められるようになり、Hanukkah期間中、Menorahを灯し、ポテトやドーナツなど油を使った食べ物を食するのが慣わしです。
 

 
 
 

 
 








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